シマノのSPDペダル考

いままで色んなビンディング・ペダルを使ってきましたが、MTB用はシマノのSPDのみを使い続けてきました。

そんな中で最近何気なく気が付いたのはペダルによって、えらい遊びが違うこと。

初期の頃買ったPD-M747はいくら使ってもあんまりガタが増えることはありませんでした。

ところが後になって買ったPD-M858はガタガタ。

そこで各ペダルをよく見ると…

まずPD-M747の場合はご覧の矢印のようにクリートがペダルに当たる部分にスチールにメッキをしたパーツがあります。

ですからクリートが乗ってもペダルの本体にクリートが直接当たることはありません。

PD-M858をよく見ると、何とクリートがボディに当たる部分はスチールではなくて軽合金のボディそのものです。↓

泥詰まり対策をした、というふれ込みで売り出されたペダルですが、あまりに開放的に?し過ぎた?

同じ部分を拡大するとこのようにえぐれています。

間違いなくクリートがあたります。

試しに鉄板を加工してクリートに当たる部分を補強するとガタがかなり改善されます。

PD-M858は発売当時泥の詰まりに強い、というふれ込みで出てきましたが、その時に肝心の強度、耐久性を忘れて設計されたのでは、と思われます。

これは買っていませんが、最新型のPD-M959あたりではペダルの外側のクリートが当たる部分は完全にスチール・パーツで被われています。

先日買ったPD-A520でも、同じように改良がなされています。

矢印のようにクリートが当たる部分がスチール製の部分になります。

それ以前のは知りませんが、PD-M747→PD-M858→PD-M959(PD-A520)と順を追って見ると、シマノさんも色々試行錯誤を繰り返していることが判ります。

ココに載せたように、必ずしも成功しているとは言えない場合もあるようですが。

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