Giant TCX Cyclocross '04

久しぶりの改造、前後リムをdisc用に

履いていたリム、Ambrosio Balanceが割れたので前後ともMavic Open Pro UST discにしました。

2007年1月4日の改造で

タイヤがPanaracer T-Serve 700×28CからIRCのレッドストーム700×25Cになりました。

2006年12月18日には

おニューのホイールです。↓

2006年12月16日に買ってきたシマノ new XTRハブを使ってます。

リムはAmbrosioのBalance。スポークは敢えて#15のプレーン。

どうです?かっこええ?↓

格好だけではなくて、いろんな改良がなされているとか。

たとえば、リアのカセット・ボディにしても、ラチェットが細かくなり、踏み込んだ瞬間から駆動力になるようになったとか。

これが新しいXTRシリーズの顔。↓

シンボルのXのイメージ。

見かけだけではなくて、このクイック・レバーだけでも何やら軽く閉まるみたい。

2006年7月26日には

グランフォンドのために使ったコンパクト・ドライブですが、Giant TCXに移植しました。↓

他のコンポは未だに9速ですが、カセット・スプロケットは11〜23にしました。

さらに改造?!

そう、コンポを手持ちのDura Ace、ただし9速にしました。

もちろんクランクはDura Ace52/39。

リア・ディレイラーもDura Ace。

シフターも。

これは少し太い目のハンドルバー。↓

SpecializedのBar Phatを巻いてみました。

XTRグレードのリア・ハブ。↓

XTRのフロント・ハブ。↓

さすがに変速性能が向上したように感じます。少しは新調したチェーンのおかげかも知れませんが。

さらに改造するとしたら、10速化でしょうね。

梅雨対策

下に書いたようにウェットでのブレーキの鳴きということからは純正のAvidのローターの方がいいのですが、そこはやはり軽量なホイールで走り たいという欲求もあることは事実。

そんなんで05年3月に買っておいたサード・パーティ製のパッドの出番です。

左がKoolStop製、 真ん中がUnex製、右が純正 Avid製のそれぞれパッドです。

今回は上の写真での真ん中のUnex製のパッドを使用してみました。

このパッドのキットにはリターン・スプリングが含まれていませんので、純正のを使いました。

このスプリング、少しばかりサイズ的に無理がある(パッドが大きすぎる)のですが、なんとか組み込みました。

ここで注意:Avidの純正パッドは一つ下の写真のようにインナー側の爪が折り曲げてありますが、このUnex製のパッドは爪が折り曲げてあり ません。

爪は純正のように曲げておかないとローターの基部に当たりますので、同様の作業をされる方は注意してください。

ここでパッドの摩耗度の点検です。

計算してみたら6月22日までで純正パッドでちょうど5300km走っていました。

まず新品のAvid純正パッドです。

前のパッド。↓5300kmで2/3程度の摩耗。確実に10000km以上は走れることになります。

なぜか、いやある程度意識的に後ろのブレーキを多用していたせいもありますが、後ろのパッドは前よりも少し多い目に摩耗していました。↓

改造後の結果の報告を楽しみにしていて下さい。

もう少ししたら雨ばかりになるはずですから。


報告

梅雨を控えてそろそろ対策をとホイールを最初のAvid純正ローターを組み付けたホイールに戻しました。

雨中走行の機会が増えるはずなのでハブのグリース・アップと調整をやっておきました。これで一安心。

そして雨の中を走った結果、残念ながらShimano XTRハブを使いXTRのローターを組み付けたホイールよりも、このAvid純正のローターを使った方が、ウェットでの 鳴きがはるかに少ないことが判りました。

やはり相性があるのですね。


まだまだ、あるでー 更に改造

最終改造目標であったホイール系のパーツを揃えました。

シマノのXTRグレードのディスク・ブレーキ用前後ハブと純正ローターです。

これらにAmbrosio Balanceリムを加えて組みました。

いやー、さすがにXTRはいい!

軽い上に精度も抜群、ローターの固定もはるかに簡単。

そして、さすがに国際規格のディスク・ブレーキです。パッドのささいな調整だけですぐに使えました。

フロントのハブ周り。以前のDeoreグレードに比べて見かけも実際も軽い。

そしてリアのハブ周り。

まだやる、更に追加

ほぼ完璧になってきたTCXですが、リア・ブレーキのワイヤーの処理がいまいちでした。

そこで以前買ってあったシマノ純正のフル・アウター用アダプターを探して使ってみました。

前↓

後↓

かなりスッキリしましたね。

更に追加

さて何処が変わったのかな。

そう、マッド・ガード、すなわち泥よけを取り付けました。

必要経費2800円也。

安いでしょ。

それにしてもこのような加工にはお誂え向きのフレームです。

ただし、それなりに工夫が必要。

まずフロント・フォークのダボのネジが切ってなかったので、ホームセンターでタップを買ってきました。

それにディスク・ブレーキのおかげでステーがそのままでは使えません。

写真のように少し曲げ加工しました。

この程度の加工は仕事柄?得意です。

3次元的に曲げる必要があります。

後ろの拡大。

前のステーも当然ながら左は曲げ加工が必要でした。

細かい追加

フロントのカンチ・レバー・ブレーキの台座です。主なき状態ではいかにも不細工。

かといって台座を抜くと大穴が開いてこれも不細工。それに水が入って貯まりそう。

このフレームを買うと後ろのカンチ・レバー・ブレーキの台座を抜いた後に使うネジは付属しているのです。

ところが前の同部分に使えるネジは付いていない!

写真のように前(F)の台座のネジのピッチは後ろ(R)と全く違うことがわかります。

そして案外このネジが日本橋のネジ専門店にも売っていない!

そのネジを、ようやくNi君の友人のSサイクルのNo君に分けてもらいました。

おかげで写真のようにブレーキ・ケーブルのクランプも使えるようになりました。

おまけ:そうそう、このフレームの不具合についての報告です。

こういう、トラブルです。

下に書いたように、このチャリのホイールは自分で組んだのですが、自分ではバッチリ組んだつもりが、なぜかブレーキの、おっとカンチ・レバー・ ブレーキを使っていた時ですが、調整がうまくいかない。

つまりホイールのセンターをいくらきれいに出しても、リムが右に寄るのです。

試しにホイールを左右反対に入れても同じように偏る。これがヒント。

よく観察すると、クイック・レバーを締めない状態ではホイールはちゃんとセンターに、ところがクイック・レバーを締めるとリムがすうっーと右に 寄るのです。

調べてみるとフロント・フォークの左のエンドの上の部分に(黄色い矢印)カーボンを固める時に使うのでしょう、硬いプラスチックスがべったりつ いて盛り上がっていたのです。

つまり左のエンドが平面でなかった!

そこで下の写真の矢印の部分を

サンダーで削ると完璧にホイールが取り付けられるようになりました。

こんなん、いかんよねー。


そしてとりあえず完成です。

次はこのチャリに会うマッド・ガードともう少しグレードの高いホイールを組むことかな。

このチャリだけは例外的に左側からも観て欲しい。なぜなら…

全ての調整も終わったフロントのディスク・ブレーキ。

そしてリアのディスク・ブレーキ。

初めは要領が判らなくて手間取りましたが、要領が判ればいとも簡単でした。

後は雨天を待つのみ?

現在までのところで、使った構成パーツ

フレーム
Giant FS TCX
Fディレイラー
Ultegra 9速
Rディレイラー
Ultegra 9速
クランクセット
Ultegra 52/39
ボトムブラケット
Ultegra 68mm
カセット・スプロケット
Ultegra 12-27
シフター
Ultegra
ペダル
Shimano PDM747
ブレーキ
Avid Ball Bearing Disc
チェーン
Shimano Dura Ace 9速
タイヤ
Panaracer T-Serve 700-28C
チューブ
Vittoria 28C用
Fハブ
Shimano XTR 32H Disc brake用
Rハブ
Shimano XTR 32H Disc brake用
スポーク
#15 plain
リム
Ambrosio Balance 32H
シートピラー
Shimano XTR 27.2mm
サドル
Selle Sanmarco Era K
ハンドルバー
Nitto Neat M.184 STI-80 420mm
ステム
Amoeba 100mm
バーテープ
Specialized Bar Phat










いよいよ改造の最終段階、ディスク・ブレーキの取り付けです。

Avid Ball Bearing Roadを空けたところ。

取り付けは簡単で、付属のTorxスクリュー6本でローターをハブに固定するだけ。

前輪。

後輪。

キャリパーをフロント・フォークに取り付けたところ。

そしてリアのキャリパーをマウントに取り付けたところ。

後はケーブルをネジで固定するだけです。

取り付けは実に簡単でしたが、実際には調整の方がはるかに大変そう。

以後は明日です。


このチャリに限らず、いわゆるドロップ・ハンドルを使っているチャリの場合、バーのトップ(中央のフラットな部分)を握って走る時は急にブレー キングがしにくいのです。

そういう欠点を補うのがこのレバー。

これで楽ちん走行がし易そう。


ロード用ディスク・ブレーキが入荷するまでしばらく待とうか、とも思いましたが、それが出来ないのが悪い癖。

辛抱たまらなんようになって、とりあえずカンチ・レバーブレーキで走れるようにしてしまいました。

シクロ・クロス用のチャリは初体験です。

いろいろ他のジャンルのチャリとは違う部分があります。

すでに上に一部は紹介していますが…

下の写真は後ろのブレーキのアウター受けです。

シートポストのクランプを利用して取り付けますが、遊びが大きいので横方向の不安定性が出そう。

そこでステンレスのワッシャー(黄矢印)を入れてガタを減らす工夫をしてみました。

リア・ブレーキ、前後のディレイラー用のワイヤーはトップチューブの上を走ります。

そこでこんな風に処理をしました。

ワイヤーの取り回しには自由度がありましたので普通とはディレイラー用のワイヤを反対にして左にリア、右にフロントのワイヤーが通るようにしま した。

こうすることによりヘッドチューブへのワイヤーの摩擦が激減して傷つきにくくなるはずです。

ね、こんな風にヘッドチューブには何も接触していません。

ブレーキはカンチ・レバー型。さすがにシマノでかなりヘビー・デューティ。

調整台上で最終段階になったところ。↓

サドルはいつものSelle Sanmarco Era K。

ただし毎年微妙にデザインが変わっています。↓

ステムは100mm。

上にも書いたように各ワイヤーはトップチューブの上を走ります。

究極の通勤チャリなので変速用ワイヤーにもキャップを付けて、もちろんリア・ブレーキ・ワイヤーはフル・アウター。

ちょっと見えませんが。

タイヤはとりあえずPanaracerのT-Serve 700-28Cで。

もっといいタイヤが見つかったらまた考えます。

ハンドル・バーはNittoのSTI用。

確かに今までの他のハンドル・バーとは違い、STIにうまくフィットしています。

握り心地もはるかにいい!

浅曲がりなので前傾も緩く、別にレースに使うわけではないので、安楽仕様を追求しました。

これはまさにシクロ・クロス用の特別なパーツ。上からのワイヤーを180度方向を変えて一般のロード用のフロント・ディレイラーでも使えるよう にします。

フロント・ディレイラーといえば、直付け用をバンド型にしてしまうアダプターもフレームに付いていました。↓

したがってこのフレームの場合、MTB用、ロード用、なんでもこいのパーツ選びが出来るのです。

後ろのハブだけはMTB用でないとだめですが…

シートポストは、スローピング・フレームであることと、私の場合足が長い?せいで、ロード用のはダメ。

そこでMTB用のXTRグレードのを使いました。

ハブはShimano Deoreのディスク・ブレーキ用を仕様。36穴であることに注意。

何といっても信頼性の要求される通勤用チャリですからね。

後ろのハブも同じくDeoreで。

今のところ余っていたDura Aceの12-25を使っていますが、そのうち変更の予定。

そして後ろのカンチ・レバー・ブレーキ。↓


手付けを払っていたシクロクロス用のフレームGiant TCXを引き取ってきました。

詳細を見るとこれがフロント・フォークにあるディスク・ブレーキ用のマウント。↓

エンドの直上にダボがあるのに注意。

なぜ'05モデルにしないで'04モデルにしたかは、ここが違うから。

すなわち'05モデルはどうやらディスク・ブレーキの使用を考えていないようなのです。

もちろん、普通はここにカンティ・ブレーキが付くのですが。↓

そしてこれが後ろのディスク・ブレーキの台座。↓

写真ではちょっと判りにくいですが後ろにもダボがあります。

そう、これはシクロクロス用のフレーム独特のワイヤーの向きを変えるプーリーとそのカバー。↓

後記のようにシクロクロス用フレームの場合はワイヤー類がトップチューブの上を通るためフロント・ディレイラーのワイヤーも上から引っ張ること になりますが、普通はこれにロード用のディレイラーを使うので下から引っ張るタイプにならざるを得ずワイヤーの走向方向を180度変える必要があるからで す。

このようにワイヤーのアウター受けがトップチューブの上を通ることになります。↓

そしてこれが極めつけのフロント・フォークのネジ穴。↓

その気になればフロントの荷台も取り付けられるのでは。

強化されたガセット部。↓

ヘッド・パーツはインテグラルです。まだ組み込んでいませんが付属しています。

さあ、後は来年早々に入荷する予定のAvid製のロード用メカニカル・ディスク・ブレーキを待たなくては。

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