いろいろチャリの改造をしていて、知っているつもりでも、何でやと思うことがしばしばあります。
たとえば今日、以前Giant TCXのために組んだホイール、シマノのXTRのディスクブレーキ用ハブとAmbrosio Balanceリムのですが、あんまり使うことがないので、この際組み替えてCinelli Supercorsa用のホイールにしたれ、と昨日Campagnoloの前後ハブを買ってきたんですが、いざXTRのリア・ハブからローターをはずそうとしてもロック・リング(黄色い矢印)に抜去工具が届かない!
おかしいなー、組んだ時は問題なかったのに、と思案して、ふと思いついたのが、予備に買ってある同工具。
予備のだと何ら問題なくロック・リングを回すことが出来ました。
写真の左が新しい分、右が以前からの分。↓
よく見るとなかの「くり抜き」が違うのです。
もともとがカセット・スプロケットの抜去工具ですからカセット・スプロケットのロック・リングを回すのにはどちらでも差はないのですが、上のような場合はちと違う。
よく見ると製品番号も違います。↓
左がTL-LR15(新)
右がTL-HG16(旧)
さてTCX用のホイールをバラして新しいホイールを組んだのですが、そこは大阪人、スポークも多分そのまま合うはず、と古いのをそのまま使いました。
ただしそこで気を付けないといけないのがスポーク。
写真の左右のスポークの違いが判りますか? すこし曲がっている部分の様子が違いますね。
種をあかすと左がハブの外→中に通っていた分、右が逆に中→外に通っていたスポーク。
スポークの引っ張られる方向により変形が残っているのです。
私の場合は元通りの方向になるように組みました。その理由は少しでも金属疲労を起こさせないようにということで。
スポーク切れはたいていここで起こるのです。
さあ、出来上がりました。
きっと頑強ですよ、このホイール。
何しろ後輪の右は#14、他も#15のプレーン。もともとTCXに使うつもりの最強のスポークとリムですから。
参考重量はクイック・シャフトなしで後輪が1000g、前輪が860g。
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