2005年12月23日

いろいろチャリの改造をしていて、知っているつもりでも、何でやと思うことがしばしばあります。

たとえば今日、以前Giant TCXのために組んだホイール、シマノのXTRのディスクブレーキ用ハブとAmbrosio Balanceリムのですが、あんまり使うことがないので、この際組み替えてCinelli Supercorsa用のホイールにしたれ、と昨日Campagnoloの前後ハブを買ってきたんですが、いざXTRのリア・ハブからローターをはずそうとしてもロック・リング(黄色い矢印)に抜去工具が届かない!

おかしいなー、組んだ時は問題なかったのに、と思案して、ふと思いついたのが、予備に買ってある同工具。

予備のだと何ら問題なくロック・リングを回すことが出来ました。

写真の左が新しい分、右が以前からの分。↓

よく見るとなかの「くり抜き」が違うのです。

もともとがカセット・スプロケットの抜去工具ですからカセット・スプロケットのロック・リングを回すのにはどちらでも差はないのですが、上のような場合はちと違う。

よく見ると製品番号も違います。↓

左がTL-LR15(新)

右がTL-HG16(旧)


さてTCX用のホイールをバラして新しいホイールを組んだのですが、そこは大阪人、スポークも多分そのまま合うはず、と古いのをそのまま使いました。

ただしそこで気を付けないといけないのがスポーク。

写真の左右のスポークの違いが判りますか? すこし曲がっている部分の様子が違いますね。

種をあかすと左がハブの外→中に通っていた分、右が逆に中→外に通っていたスポーク。

スポークの引っ張られる方向により変形が残っているのです。

私の場合は元通りの方向になるように組みました。その理由は少しでも金属疲労を起こさせないようにということで。

スポーク切れはたいていここで起こるのです。

さあ、出来上がりました。

きっと頑強ですよ、このホイール。

何しろ後輪の右は#14、他も#15のプレーン。もともとTCXに使うつもりの最強のスポークとリムですから。

参考重量はクイック・シャフトなしで後輪が1000g、前輪が860g。

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