必要な工具
ニップル回し
振れ取り台とセンターゲージ
必要な材料
ハブ:今回はシマノのDuraAceを使用しました。
写真ではわかりにくいですが、今回、写真で左のフロントハブは28穴のを使用しました。
普通は32穴ですが、ちょっとこだわってみたわけです。
実測すると、下記のDT SwissのRevolutionスポークでも、一本あたりスポークだけで4.5gで、ニップルが1g、合計一本あたり5.5gになります。
32引く28で4本、22gの軽量化になります。
そしてスポークとニップルです。
今回はDT Swissの高級スポークRevolutionを使用しました。
リムはクリンチャーの定番MavicのOpen Pro CDを使用しました。
もちろん28穴はフロントです。矢印の部分で何穴か判るようになっています。
スポークをハブに通し、ニップルで仮締めしたところです。
一番難しいのは最初の一本のスポークを通す時にハブのロゴが真上になるように、リムのバルブ穴が真下になるようにすること。
まだスポークのテンションがかかっていないので、緩んだ状態です。
写真は組むのが難しいリアの方です。
ここ、空気注入のバルブの穴がスポークの平行な部分と一致するように組まないといけません。
さらに出来ればハブのDuraAceの印字が上に来れば更にカッコいいですよ。
仮締めしたホイールを振れ取り台にセットします。
これからの作業はちょっと説明がしにくいので、実際にやろうと思うけど判らない方はご連絡下さい。
組上がってリムフラップを装着した前後のホイールです。
完成したホイールは、クイックシャフトなしで、前740g、後960gで、結構軽量ホイールです。
さすがはDuraAceグレードのハブとMavic Open Pro CDというところですか。
この手のホイールのメリットは、その信頼性と整備性のよさです。
たとえば長距離のツーリングに出かけ、途中で、何らかの理由でスポークが折れても、この長さのスポークなら、どこのチャリ屋さんで手に入れられるでしょう。
完組みホイールでは、そうはいきませんね。走り続けるのを諦めるしかないでしょう。
追記:このホイールで大阪市内は福島区までの往復を、西高野街道でやりました。
実はご存じかも知れませんが、西高野街道は、堺市内で工事中が多く、路面が何度も掘り返されて、こよなく凹凸がひどいのです。
ホイールの耐久テストには最適です。
で、結果として今回組んだホイールは、全く狂いが出ず、合格でした。
28穴でも問題なし。
ちなみに費用は前後すべてで35,000円で組めました。
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